これから転職をする方で、以下のような疑問をお持ちではありませんか?
「転職エージェントは、どうやって選べばいいのか」
「エージェントをどう活用すれば、転職は成功するのか」
そこで今回の記事では、上記の悩みを解消します。
具体的には、
- 転職エージェントの選び方
- 転職エージェントの上手な活用の仕方
について解説します。
転職を考えているあなたは、きっと「今の状況を変えたい」と考えているはずです。
仕事選びは、人生の中でも重要な選択ですよね。
もし転職がうまくいかないと、現状が変わらず新たな悩みも出てくるかもしれません。
しかし転職が成功すれば、収入や働き方が改善し今よりも楽しい人生が送れるでしょう。
転職エージェント選びや活用の仕方を利用経験のある私が紹介するので、ぜひ最後まで読んでください!
転職エージェントの選び方で最も重要なポイント
転職エージェント選びで一番大切なことは、あなたに合うキャリアアドバイザーを見つけることです。
なぜなら転職の結果は、キャリアアドバイザーの腕で変わるからです。
例えば自分だけで転職するときは、
- 客観的な強みや弱み
- 書類のよくない点
- スキルや経験が活かせる業界
などを知ることは難しいですよね。
キャリアアドバイザーは自分では気づけない点や選択肢を示してくれるので、転職の可能性も広がります。
しかしキャリアアドバイザーの能力は、全員が同じではありません。
どのエージェントを選ぶかを考えるより、よい担当者に出会う努力をすることが重要です。
あなたに合う転職エージェントを3つの手順で選ぼう!
転職エージェントの利用は、最終的に1〜3社までにしましょう。
利用するサービスを増やしすぎると、やり取りや管理が大変になるからです。
ここでは、あなたに合う転職エージェントを見つける3つの手順を解説をします。
- 総合型の転職エージェントを2〜3社登録する
- 特化型の転職エージェントを1〜2社登録する
- 感触のよかった転職エージェントを1〜3社に絞る
通常は書類選考から入社まで、最短でも3ヶ月ほどかかります。
最初の2〜3週間で、どの転職エージェントを利用するかを固めていくことが大事です。
はじめに複数社に登録をして、最終的に1〜3社に絞り込んでいきましょう。
総合型の転職エージェント2〜3社に登録
まずは、総合型の転職エージェントに登録しましょう。
なぜなら大手企業が運営しているため、多くの求人数があり幅広い選択肢を持てるからです。
また、転職にまつわる無料のWebサービスも充実しています。
転職エージェントの大手3社
リクルートエージェント | 求人数&転職実績No,1 |
doda | 転職サイトとしても使える |
マイナビAGENT | 20代の転職に強い |
できれば上記のすべてに登録し、キャリアアドバイザーとやり取りをしてください。
あまり時間に余裕のない方は、2社だけでもOKです。
特化型転職エージェント1〜2社に登録
総合型とあわせて、特化型エージェントの利用もおすすめです。
特化型のエージェントは総合型よりも転職に対する専門性が高く、詳しい情報が得られるからです。
他にも1人の求職者に時間をかけて、サポートのできるメリットがあります。
もし希望する業界が決まっているなら、ぜひ登録をしてください。
フリーター・第二新卒・20代特化型
第二新卒エージェント neo | 20代に特化した転職サポート |
ハタラクティブ | 20代未経験OKの求人数は業界TOP |
ジェイック | 転職成功率81.1% 通常の成功率の2倍 |
UZUZ | 1年後の仕事の定着率は98% |
マイナビジョブ20’s | 新卒支援実績No.1マイナビがサポート |
業界特化型
レバテックキャリア | IT業界への転職に強い |
G-JOBエージェント | ゲーム業界特化エージェント |
マスメディアン | 広告・マーケティングに強い |
メイテックネクスト | 製造業エンジニアNo.1 |
クリーデンス | ファッション・アパレル専門 |
MS Agent | 管理部門・士業にすすめたいNo.1 |
不動産キャリアAgent |
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ハイキャリア特化型
JAC Recruitmen | 高年収領域では国内No.1 |
ビズリーチ | 年収600万円以上の優良求人を掲載 |
リクルートダイレクトスカウト |
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女性特化型
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type女性の転職Agent |
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感触のよかった転職エージェント1~3社に絞る
最終的には、利用するエージェントを1〜3社に絞ります。
実際に利用するエージェントの数とバランスは、働きながら転職をする場合とそうでない場合を例にして紹介します。
以下を参考にしてください。
働きながら転職 | 希望の業界がない | 総合型2社 |
希望の業界がある | 総合型1社+特化型1社 | |
辞めた後に転職 | 希望の業界がない | 総合型2社 |
希望の業界がある | 総合型2社+特化型1社 |
多くのサービスを利用しすぎると、手間が増えて管理が大変です。
転職エージェントごとに決められた書式で書類を作成するのには、かなり時間がかかります。
最終的には信頼できるキャリアアドバイザーがいるサービスを利用すると、効率のよい転職活動ができるでしょう。
信頼できるキャリアアドバイザーの特徴
繰り返しますが転職を成功させるためには、よいキャリアアドバイザーに出会うことが重要です。
ここでは、信頼できるキャリアアドバイザーの特徴を5つ紹介します。
- キャリアについて気軽に相談できる
- 希望する業界・業種について詳しく知っている
- 求人の提案が希望に沿っている
- 定期的に面談をしてくれる
- 具体的なアドバイスをしてくれる
登録後のキャリア面談やその後のやり取りを通じて、担当者が5つの特徴に当てはまるかを確認しましょう。
キャリアについて気軽に相談できる
まずは、キャリアアドバイザーと話しやすいか確認してください。
人生の選択に関わる相手が「相談しやすいか」は、とても重要です。
あなたが心を開いて話せる相手のほうが、より意向が伝わりやすいからです。
優秀なキャリアアドバイザーは、登録情報だけでなくあなたの話を引き出して今後の方向性を考えてくれます。
話をしてみて「マニュアル通りな印象」しか受けない相手に、人生を左右する決定を任せたくないですよね。
あなたとの相性や聞き上手な相手であるかを、チェックしてみてください。
希望する業界・業種について詳しく知っている
転職したい業界や業種が決まっているなら、色々と質問をしてみましょう。
キャリアアドバイザーが、希望の業界に詳しいほうがいいからです。
話をした後に「転職したい業界の知識が増えたか」を、基準にしてみてください。
ほかにも普段のやり取りや面談の中で、
- 質問への返答が具体的だったか
- あなたより詳しいと思える点があったか
- 自分だけでは知りえない情報があったか
などを確認するとよいでしょう。
経験が豊富なキャリアアドバイザーなら、話をしていて違和感がないはずです。
あなたが希望する業界・業種のメリットだけでなく、デメリットも聞いてみましょう。
求人の提案が希望に沿っている
求人があなたの希望どおりであるか、確認しましょう。
あなたの転職の意向をつかんでいるなら、希望に近い求人を提案してくれるはずです。
提案された求人に応募するか否かを決めるのには、一定の時間を要します。
年収や仕事内容、通勤のイメージなどを考える必要があるからです。
無駄な判断が増え希望に沿った求人が少なければ、転職のモチベーションも下がりますよね。
よいキャリアアドバイザーは、あなたと似た方の転職事例を知っています。
したがって希望に近い求人はもちろん、あなたが気づかない選択肢を理由とともに示してくれるでしょう。
定期的に面談をしてくれる
あなたと定期的に面談をしてくれるキャリアアドバイザーを選びましょう。
定期的な面談があると、転職活動がスムーズに進むからです。
私の経験上、面談の日を決めてくれるエージェントは次回までの目標が立てやすい印象がありました。
例えば以下のような目標です。
- 職務経歴書を仕上げよう
- 面接の準備を行っておこう
- 求人に1件応募しよう
- 質問をまとめておこう
- 入社日を調整しよう
実際に複数社のエージェントを利用すればわかりますが、転職活動の序盤から中盤までの連絡頻度は、キャリアアドバイザーによって違います。
まめに連絡がなくても次回の面談が決まっていれば、精神的な不安も和らぎます。
具体的なアドバイスをしてくれる
状況にあわせた具体的なアドバイスは、利用者にとって非常にありがたいです。
キャリアアドバイザーからのアドバイスが、転職の成功を左右すると言っても過言ではないからです。
書類選考が通らないときに「職務経歴書のどこを改善するべきか」を教えてもらえれば、とても助かります。
自信を持って面接に臨むために「転職先の面接傾向」を教えてもらえれば、心強いですよね。
具体的なアドバイスは選考結果にも関わるため、キャリアアドバイザーの腕の見せどころです。
おすすめしないキャリアアドバイザーの特徴
担当のキャリアアドバイザーが、おすすめしない特徴に該当しないかも知っておいてください。
おすすめしないキャリアアドバイザーの特徴は、以下の5つです。
- 話しにくさを感じる
- 送られる求人の数が多すぎる
- 希望とは異なる求人が送られてくる
- 連絡が取りにくい
- 転職活動を急かされる
1つずつ具体的に解説します。
話しにくさを感じる
電話やメールでのやり取りで、話がしにくい担当者はおすすめできません。
相手のヒアリング能力が高くないと意向が正しく伝わらず、希望の転職が実現できないからです。
相談しにくく感じる主な原因は、以下のとおりです。
- 面談が短すぎる(毎回30分以下)
- 高圧的な態度に感じる
- 話を丁寧に聞いてくれない
- 業界の知識不足を感じる
- 親身さが伝わってこない
確かに大手の場合は1人で何十人も担当をするので、キャリアアドバイザーも大変でしょう。
しかし話がしづらいのは致命的です。
送られる求人の数が多すぎる
送られる求人数が、あまりに多いと感じるキャリアアドバイザーには注意してください。
丁寧に求人を選んでいない可能性があるからです。
また、求職者のあなたが応募するか判断するにも時間がかかります。
確かに中途採用は書類選考の通過率が低いので、たくさん応募したほうがよいのは事実です。
しかし特に説明もなく大量に求人を送る担当者は、あなたの希望の実現より自分の営業成績を気にしている可能性がうかがえます。
希望とは異なる求人が送られてくる
希望と異なる求人が送られてくるキャリアアドバイザーもおすすめしません。
その理由は、以下の可能性があるからです。
- あなたの意向が理解できていない
- 希望する業界の知識が浅い
- 伝えたことを忘れている
- 求人の提案が丁寧にできていない
希望と異なる求人が提案されるなら、転職エージェントを利用する意味がありません。
求職者の経験やスキル、年齢によっては転職が難しい業界もあり、求人の提案が限定されることもあるでしょう。
しかし状況が説明されずに希望と異なる求人が送られるなら、よい転職活動はできません。
連絡が取りにくい
連絡がとりにくい転職エージェントは、おすすめできません。
なぜなら、転職活動はタイミングも大事だからです。
企業の応募や内定後の入社の判断には期限があり、タイミングを逃すとベストな選択ができない可能性があります。
確かにキャリアアドバイザーの方は、あなた以外の求職者も担当しており常に連絡が取れるわけではありません。
しかし「転職活動がスムーズにいかない」と不安を感じるレベルであれば、違う担当者を探すほうがいいでしょう。
転職活動を急かされる
あなたが伝えた想定時期よりも、転職活動を急かす転職エージェントには注意してください。
転職エージェントが、転職活動を急かす理由は以下の2つです。
- 企業に急かされているから
- 担当者の営業成績に関わるから
あなたに内定を出した企業は、早く入社確約の返事が欲しいと考えています。
したがって企業とあなたの間に挟まれるキャリアアドバイザーは、返事を急かされている可能性が高いです。
そして転職エージェントは、あなたが転職すればキャリアアドバイザーの営業成績につながります。
転職の序盤では気が付きにくいかもしれませんが、不自然に急かされる印象なら注意が必要です。
転職エージェントをうまく活用する7つのポイント
あなたに合うキャリアアドバイザーを見つけたら、希望のキャリアを成功させるために転職エージェントをしっかり活用しましょう。
うまく活用するための7つのポイントを紹介します。
- 1週間に1度は連絡をとる
- できるだけ早く転職したい意向を伝える
- 経歴やスキルは正直に伝える
- 職務経歴書の添削や面接対策をしてもらう
- 求人の希望はできるだけ明確に伝える
- 担当者とは対等な立場でやり取りをする
- 合わない担当者は変えてもらう
以下で、詳しくポイントを解説します。
1週間に1度は連絡をとる
1週間に1度は、キャリアアドバイザーの方と連絡を取りましょう。
サポートを後回しにされないためです。
在職中で転職活動が難しい場合は、Webサイトやアプリにログインするなど小さなことから始めましょう。
要するに積極的な姿勢を見せることが、サポートを優先的に受けるために大事なことです。
できるだけ早く転職したい意向を伝える
初回の面談の際に、できるだけ早く転職したい意向を転職エージェントに伝えてください。
そのように伝えたほうが、キャリアアドバイザーのサポートが優先的に受けられるからです。
具体的には「3ヶ月以内に転職したい」と伝えましょう。
なぜなら書類選考から面接や入社までの期間を考えると、もっとも現実的な期間が3ヶ月だからです。
経歴やスキルは正直に伝える
キャリアアドバイザーの方には、正直に経歴やスキルを伝えてください。
転職エージェントを利用する転職の成功には、適切な求人案内や助言が必要です。
よいキャリアアドバイザーは、あなたの強みや弱みを考えます。そして理想のキャリアを実現できる企業を真剣に選んでいます。
したがって正直に伝えなければ、紹介された求人にミスマッチが起こってしまうでしょう。
また、書類選考に通過しても面接であなた自身が困ることになります。
希望に合う求人を紹介してもらうためにも、退職理由や働き方の希望までをすべて正直に伝えましょう。
職務経歴書の添削や面接対策をしてもらう
転職エージェントを利用するなら、書類の添削や面接対策を受けないと損です。
なぜならキャリアアドバイザーの添削や助言によって、求職者として成長できるからです。
例えば職務経歴書を添削してもらうことで、書類通過率が上がるでしょう。
業界や転職先の企業に詳しい担当者から過去の選考情報を教われば、面接対策もしやすいですよね。
転職エージェントを100%使うためにも、添削や面接対策は積極的に利用しましょう。
求人の希望はできるだけ明確に伝える
どのような条件で転職したいかは、可能な限り明確に伝えましょう。
自分にあう条件の求人や可能性を広げる求人を提案してもらうために、とても大事なことです。
たいていの場合は初回面談の日までに、以下のような情報をWebサイトやアプリから入力するように案内されます。
- 前職について
- 退職理由
- 希望する勤務地
- 希望する年収
- 業界
- 職種
- 転職理由
業界や職種が定まらなければ、備考の欄などに「外せない条件」を記載しましょう。
少しでも判断材料があるほうが、キャリアアドバイザーも提案しやすくなります。
そして転職活動中に希望の業界や業種が変化した場合も、すぐに共有していきましょう。
担当者とは対等な立場でやり取りをする
キャリアアドバイザーとは、対等な立場でやり取りをしましょう。
転職エージェントにお金を払う顧客は企業であり、あなたは「お客様」ではありません。
希望の条件に合う求人の紹介やスムーズなやり取りも、双方の協力があってできます。
それにキャリアアドバイザーの方も人間なので、
- 前向きに頑張ってくれる人
- 自分を信頼してくれる人
の期待に答えたくなるのは当然ですよね。
キャリアアドバイザーの担当者は、あなたの転職を実現させるビジネスパートナーと考えましょう。
合わない担当者は変えてもらう
キャリアアドバイザーが、どうしても合わないと感じるなら遠慮なく変えてもらいましょう。
人生に関わる大事な選択なので遠慮をして我慢すれば、あなたが損をします。
どう考えても経験や知識があって親身な担当者のほうが、よいサービスを受けられるに決まっていますよね。
転職エージェントからは、サービスに対する定期的なアンケートも届きます。
担当者以外からメールがくるので、アンケートを通じて変更の希望を伝えることも可能です。
絶対に妥協すべきでないポイントなので、合わないと感じたら担当者を変えてもらいましょう。
転職エージェントの選び方のまとめ
今回は転職エージェントの選び方を紹介しました。
ポイントは以下のとおりです。
- 転職エージェント選びよりも、キャリアアドバイザー選びが大事
- 転職活動の良し悪しは、サービスに使い方で変わる
信頼できるキャリアアドバイザーを見つけ、協力することが転職成功の秘訣です。
もし転職の軸が固まっていなくてもキャリアアドバイザーとの面談や連絡の中で、方向性が固まっていくこともあります。
そして転職エージェントの魅力は、自分では気づかない選択肢を示してもらえたり、1人では実現できない転職が可能になることです。
初めて転職する人や本気で転職を決意した方は、まずは転職エージェントに登録して初回の面談を受けてみてください。
あなたの転職が成功することを祈っています!